小型犬に多い病気、僧帽弁閉鎖不全症。
なぜピクノジェノールがこの病気に効果があるのかとのご質問です。
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こんにちは。
我が家の愛犬がこの間の検査で不整脈が発見され、キャバリアに多い僧帽弁閉鎖不全症の疑いありとの診断。
精密検査までの間に何かできない事はないかと思い、ピクノジェノールを服用させています。
ピクノジェノールは僧帽弁閉鎖不全症に効果が期待できるという書き込みを見ました。
僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の弁がうまく閉まらなくなり血液が逆流する病気だと思いますが、ピクノジェノールを飲んで血液がサラサラになったとしても、肝心の心臓弁には良い効果があるのでしょうか?
どのような理由で僧帽弁閉鎖不全症に効果があるという事なのでしょうか?
私の勉強不足で大変失礼な質問を申し訳ございません。
でも気になりましたのでどうか教えて下さい。
よろしくお願いします。
【お答え】
貴信拝見致しました。
僧帽弁閉鎖不全に対する効果の理論になります。
ピクノジェノールは免疫力を調整する力があります。
血管の中の悪いコレステロール(医学的にはアテロームと言います)を免疫細胞マクロファージの貪食能が活発化し除去することが解っています。
よって血流を改善し心臓病に良い働きをします。
僧帽弁閉鎖不全症はおっしゃるとおり、心臓の弁膜がうまく機能しなくなって起こる病気です。
すると心臓の機能が萎縮し、異常なタンパク(医学的にはトロポニンといいます)が発生します。
ピクノジェノールはそのトロポニンを医薬品ではなくサプリメントの範疇で抑える効果があることを研究し獣医師学会で発表を行いました。
また、心臓病の指標となるもう1つ別のタンパク(医学的にはANP:心房性ナトリウム利尿ペプチドといいます)においても抑制できる報告を発表しました。
以上の効果により心臓病に良い状況が出ています。
お解かり頂ければ幸いに存じます。
- 心臓病, ピクノジェノール, カ行の犬種, キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
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